Indeedは幅広い年代、職種の方が活用しており、また求職者・企業ともに基本無料で活用できることから、採用活動における重要度も増しています。しかし、掲載したい求人が上手く掲載できない、急に非掲載になってしまうなどが発生し、上手く活用ができないという声も出ております。そこで今回は、Indeedの無料掲載求人が非掲載になってしまう理由と、対処法を解説させていただきます!indeedの特徴1.検索エンジン型Indeedは検索エンジン型の求人サイトで多くの求人情報サイトや事業所の採用ページから情報を収集し、求職者に幅広い求人を提供しています。通常の求人サイトは、一般的にその求人サイト内に掲載されている求人しか見ることができませんが、Indeedなどの検索エンジン型求人サイトは、例えばコメディカルドットコムやジョブメドレーなどの求人も、サイト内で閲覧が可能です。2.基本無料で利用できるindeedは求人情報の掲載が無料でも利用が可能で、多くの事業所は求人情報を無料で掲載しています。また、必要に応じて有料のスポンサー求人としてプロモーションすることも可能で、低予算から運用できるので特に中小事業所や予算に制限がある事業所にとって非常に利用しやすいのでおすすめです。3.利用者数がとても多いIndeedは、月間約2.5億人以上の利用者がおり、世界中で1,000万件以上の求人情報を掲載しています。検索機能も非常に充実しており、求職者はキーワード、勤務地、給与範囲、雇用形態、事業所評価などのフィルターを使って求人情報を絞り込むことができます。つまり、求職者目線で有用な媒体となっているため、利用者が多く、その分より多くの求職者に求人が届きやすくなります。4.多くのATSと連携しているIndeedは多くの応募者追跡システム(ATS)と連携しており、Indeed経由で応募者情報をATSに直接取り込むことができ、採用プロセスを効率化し、応募者の管理を容易にすることができます。また、Indeed内でも求職者管理や、面接調整などのやりとりが可能なため、Indeedのみで採用を完結させることもできます。Indeed活用のメリット・デメリットここでは、Indeed活用のメリットとデメリットについて掘り下げていきます。メリット1.無料で利用できるIndeedの最大の魅力は、求人情報の掲載が無料でできる点です。ガイドラインに即した求人であれば無料で掲載できるだけでなく、アナリティクス機能も活用できるので、キーワード等を随時修正しつつPDCAを回しながら改善を図り、閲覧数を伸ばすことが可能です。2.低予算で運用できるIndeedは有料オプションを利用する場合も、最低予算が日額最低300円、月額が最低9000円から利用可能で、クリック課金なので予算管理がしやすく、上手く運用すれば採用コストを抑えることができます。3.求人数や掲載期間に制限がないIndeedでは、求人情報の掲載期間に制限がなく、必要に応じて求人情報をいつでも更新・修正することができます。そのため、採用枠が多い事業所にとっても、とても使いやすい求人媒体となっています。デメリット1.運用が難しいIndeedは非常に多くの求人情報が掲載されているため、自社の求人情報が埋もれてしまうことがあります。特に、競争が激しい業界や職種では、自社の求人情報を目立たせるために適切なキーワードの選定や魅力的な求人内容が求められます。また、数多くのガイドラインが出ており、ガイドライン違反をすると無料掲載やIndeed Plusへの掲載ができないため、しっかりと審査に通る求人を書くことも求められます。2.予算が高騰するリスクもあるIndeedのスポンサー求人を利用する場合、クリック課金制で予算を設定することができますが、人気のある職種や地域ではクリック単価が高騰することがあります。そのため、事前にしっかりと予算を設定し、運用状況を定期的にチェックすることが重要です。その他の留意点Indeedを効果的に活用するためには、以下の留意点も重要です。‐求人情報の品質Indeedでは求人情報の品質が重要視されます。具体的で詳細な情報を提供し、求職者にとって魅力的な求人情報を作成することが求められます。ガイドラインに沿って曖昧な情報や不正確な記述は避け、具体的な職務内容、必要なスキル、待遇条件を明記することが大切です。‐継続的な運用求人の掲載において、求人の書き方が重要です。タイトルや説明文の内容次第で、閲覧数やクリック数が大きく変わることがあります。たとえば、求人のタイトルが魅力的で、仕事内容や求めるスキルが明確に記載されていると、多くの求職者の関心を引くことができます。また、視覚的な要素や事業所の魅力を強調することで、より多くのクリックを得ることが可能です。しかし、最初からベストな求人を書くことは難しく、継続的な改善を通じてよりよい求人を模索していくことが重要です。Indeedでは、求人のパフォーマンスを把握するためのアナリティクス機能が提供されており、この機能を活用することで、どの求人がどれだけの閲覧数やクリック数を獲得しているかを詳細に確認することができます。定期的にこれらのデータをモニタリングし、求人の内容や表示方法を改善することが、応募者を増やすために重要です。Indeedはこんな事業所におすすめ1.採用予算が限られている事業所Indeedは、採用予算が限られている事業所にとって非常に魅力的です。無料掲載や低予算でも有料掲載を活用することができるため、コストを最小限に抑えつつ効果的な採用活動を行えます。状況に応じて有料掲載も活用することで、柔軟性のある運用と採用活動を行うことができます。2.無料の求人掲載から始めたい事業所Indeedは、無料で求人掲載を行いたい事業所に最適です。初期費用を気にせずにスタートできるため、採用活動の第一歩を踏み出しやすくなります。求人掲載の際には、具体的な職務内容や求めるスキルを明確に記載し、応募者にとってわかりやすい情報を提供することが重要です。3.幅広いターゲットにリーチしたい事業所Indeedは利用者数が多く、年齢層も幅広いため、多様なターゲットにリーチすることが可能です。若年層からベテランまで、さまざまな年齢層の求職者がIndeedを利用しています。事業所がターゲットとする層に合わせて、求人内容をカスタマイズすることで、より効果的な採用が期待できます。4.人材紹介などの活用を抑えたい事業所Indeedは無料から始めることができ、運用次第で直接応募を生み出すことが可能です。これにより、高いコストを伴う人材紹介会社の利用を抑えることができます。特に他の有料求人媒体や成果報酬媒体では記載できない、自社サイトへの誘導や入社お祝い金の訴求をしたい場合には、Indeedは有効です。求人が非掲載になる理由と対策Indeedに求人情報を掲載しても、時には非掲載になることがあります。この問題は多くの事業所にとって重要な課題であり、その原因と対策を理解することで、非掲載を防ぎ、効果的な求人活動を行うことができます。以下では、Indeedで無料求人が非掲載になる主な理由と対策を詳しく解説します。ガイドライン違反・原因Indeedは、求人情報の品質を保つためにガイドラインを設けています。これに違反すると、求人情報が非掲載になる可能性があり、以下のようなガイドライン違反がよく見られます。‐職種名に関係のない情報 求人タイトルや説明に、実際の職務内容と無関係なキャッチフレーズや宣伝文句を含めると非掲載になる可能性が高まります。特に【!】などの記号を使うことも避けた方が良いでしょう。例)正:クリニックの看護師誤:週2日~OK!クリニックでご勤務いただく看護師さん!‐固定残業代の不明記求人情報に固定残業代を含む場合、その詳細を明示しないと非掲載になります。これは厚生労働省が出している求人のガイドラインにも当てはまることなので、固定残業代は何時間分でいくら支払うのか、また時間数を越えた場合に追加で残業代がでることを明記しましょう。例)正:固定残業代50,000円(20時間分:20時間以上残業した場合は別途残業代支給)誤:固定残業代あり‐複数勤務地の記載 一つの求人情報に複数の勤務地を記載した場合、ガイドライン違反とみなされることがあります。基本的には1職種・1勤務地・1求人と覚えておくと良いでしょう。例)正:東京都渋谷区〇〇誤:東京都渋谷区〇〇、東京都新宿区〇〇のどちらか、または両方‐差別的な表記年齢、性別、国籍、宗教などに関する差別的な表現を含んでいる場合も無料掲載はできません。例)正:看護師募集誤:30代までの女性看護師で日本人のみ募集・対策ガイドライン違反を防ぐためには、まずIndeedのガイドラインを確認し、自社の求人が違反していないかチェックすることが重要です。特に上記のようなよくあるミスを避け、Indeedのガイドラインに沿った求人を作成する必要があります。もし、どうしてもガイドライン違反が見つからない場合は、Indeedへの問い合わせを行い、担当者からどこが違反しているのか教えてもらうことも可能です。※各画面の最下部にお問い合わせボタンがあります。無料求人が掲載できない設定となっている・原因事業所アカウントの設定によっては、無料求人を掲載できないようになっている場合があります。特に複数人で管理している場合には、誰かが設定を変えてしまい、そのまま共有されずにいたなど、気づかないうちに無料求人が掲載できない設定になっている可能性があります。無料求人のステータスが【募集中】となっていても、クリック数が全く動かない場合は、掲載ができていないので、設定が変わっている可能性が高いです。・対策本当に設定が変わっているのか、企業側では分からないため、一度Indeedに問い合わせを行う必要があります。Indeedに問い合わせ、設定を確認し、もし無料求人ができないようになっている場合には、再度設定を変えてもらうように伝えましょう。求人の重複・原因同一の求人情報を複数回掲載すると重複求人とみなされ、非掲載となってしまうことがあります。Indeedでは、求職者体験を損なわないように、重複した求人情報を検出し、非掲載処置を取ることがあります。・対策一度非掲載となった場合には、同一求人がすでに掲載されていないか確認し、もし掲載されていた場合は、どちらか片方を募集終了にしましょう。業務委託や派遣の募集・原因業務委託や派遣の求人は、Indeedの無料掲載対象外となることがあります。・対策これらの場合は、有料オプションを検討するか、募集内容を再検討する必要があります。掲載条件を理解し、適切な選択を行うことが求められます。その他の問題と対策Indeedで無料求人が非掲載になる主な理由についてご紹介したところで、ここからは他にも発生しうる問題とその対策について解説します。求人改善のポップアップが出る・原因Indeedでは、AIを用いて求人情報の品質を評価し、求職者に対して魅力的かどうかを判断しています。しかしAIが誤って求人に改善点があるというポップアップを出してしまうことがあります。・対策まずは、表示された通知の内容を注意深く確認し、提案された改善点を反映させます。もし修正後どこにも改善すべき点が見つからない場合は、AIの判断ミスの可能性が高くなるため、Indeedのサポートに問い合わせる必要があります。キャンペーンが使えない・原因キャンペーンの利用には事前の申請が必要です。事業所がこの申請を行っていない場合、キャンペーンを利用することができません。・対策キャンペーンを利用したい場合は、まずIndeedの事業所アカウントの管理画面で設定を確認し、それでも問題が解決しない場合はIndeedのサポートに問い合わせてください。申請手続きが完了すれば、キャンペーンを活用して有料掲載を一括で管理することができます。求人情報のSEO対策・理由Indeedの内部検索エンジンにおいても、求人情報のSEO対策は重要です。適切なキーワードを使用し、求職者が検索する際に上位に表示されるように工夫する必要があります。・対策職種名や仕事内容、必要なスキルなど、求職者が検索する可能性が高いキーワードを求人情報に適切に盛り込みます。また、情報を簡潔かつ明確に記載することで、検索エンジンが情報を正確に認識しやすくなります。特にIndeedの中には【採用市場レポート】という機能があり、特定の地域・職種において、採用難易度や良く使われるキーワードを調べることができます。その機能を使い、キーワードを求人に盛り込むのもおすすめです。まとめこれまでIndeedでの求人掲載が非掲載になる理由とその対策について解説してきました。Indeedを有効活用するためにはガイドラインを理解すること以外にも、様々な知識や継続した改善が求められます。無料で使えるからといって、簡単に成果がでるわけではないので、しっかりと情報収集した上で、活用していくことをおすすめいたします。もしIndeedのみならず、採用でお困りであれば、一度弊社にご相談いただければ、採用課題に即したアドバイスや支援をご提供させていただきますので、ぜひお問い合わせください。