こんにちは!WELLNOVA編集部です!今回は、看護師・介護士が求人で見ている点はどこか?を読み解きながら、今すぐ取り組むことが可能な求人の改善ポイントについて、解説していきます!📝医療・介護業界では、看護師、介護士不足が叫ばれており、今後もひっ迫した状況が続きそうです。採用において、求人はとても大きな役割を果たします!本記事を読んでいただくだけで、・求人のどこが見られているのか・どのような情報を載せるべきなのかを理解いただけるように書いているので、ぜひ最後までご覧ください!👀1. 看護師・介護士は、求人のどこを見ているのか?本記事で参考にさせていただくのは、株式会社ナイチンゲールさんが2020年頃にプレスリリースで公開された「求人情報に関するアンケート」です。このアンケートは、現役の介護士・看護師1,105人が回答者となっていて、医療・介護業界で採用活動に取り組まれる経営者・人事担当者の方は、必ず目を通しておいた方が良いデータだと思います!そのアンケートの結果について、抜粋しながら見ていきたいと思います。出典:株式会社ナイチンゲール 求人情報アンケート 2020年3月まずは、「求人情報を見る際、どこを検討材料としていますか?」という設問に対する回答です。画像をみていただければわかりますが、やはり給与が1位になっていますね。給与に続いて、仕事内容、勤務地、残業・休日数、福利厚生までが、30%以上の回答率となっています。それらに続く形で、成長・スキルアップが11.4%、将来性が9.3%、その他0.5%となっています。しかし、これらは求人の基本情報であり、なかなか差別化が難しいですし、変更・調整が難しい項目であると思います。福利厚生の次にあがっている成長・スキルアップ、将来に関する情報を頑張って考えて求人に載せるという方法も考えられますが、検討材料としての回答率が低いため、あまり効果が高いとは言えないと思います。そのため、これらの項目に関する情報は、すぐ改善できるポイントとは言えません。ただ、給与と仕事内容、残業・休日数のバランスなどは、昨今の賃上げ追い風の影響もあるので、早めに改善をしていくべきところだと思います。2. 差別化を図る/自社の理解を深めてもらうために求人に載せるべき情報先ほどお話をした項目以外に、何を改善することができるのか、その参考となる回答結果の画像を以下に掲載します。出典:株式会社ナイチンゲール 求人情報アンケート 2020年3月画像内で、「設問2」と書いてあるのは、先ほどの画像の内容になります。そのため、基本情報以外に求職者が求めている情報が何なのか分かる回答結果がこちらになっています。最も追加で欲しい情報としては、「そこで働く人の声」が50.1%と高い回答率となっていて、職場の雰囲気、その職場が持つ価値観、理念やビジョンに共感できるかなどという選択肢の回答率が上位を占めています。これらは、どういう職場かを知りたいという求職者のニーズの現れに他なりません。これらの情報こそ、先述の基本項目とは違い、・内容次第で差別化を図ることができる・自社の理解を深めてもらいやすい項目となります。そのため、これらの項目を参考に情報を追加することで、他社とは差別化された、自社を理解してもらえる=魅力が伝わる求人を作ることができます。ただし、これらを鵜呑みにするだけだと、曖昧な情報を求人に追加するだけになってしまう可能性があります!次に、これらの項目を参考に、どのように情報を作るべきか、意識した方が良いと思うポイントを解説します。3. 記載する情報を考える際に意識した方が良いポイント記載する情報を考える際に意識した方が良いポイントは、・実際に求人を見る求職者が何を知りたいか・求職者が何を不安と思い、何を伝えるとその不安を解消できるかです。二つ書きましたが、これらは言い換えのような、ある種表裏一体のものだと考えています。「いやいや、それはさっきのアンケート結果で、そこでは働く人の声や職場の雰囲気が知りたい情報として上位に来ているって書いてあったじゃない」と思われたかもしれません。ここで言いたいのは、「このアンケートの回答者は、何故それらの回答を選択したのかを洞察し、それらをより具体にするとどういう情報になるのか分解したうえで、求人に追加する情報を作りましょう」ということです。例えば、「そこで働く人の声」という回答が1位になっていますが、「よしじゃあ、メンバーに簡単な文章を考えてもらおう」と考え、実際に完成した文章が「和気あいあいとしていて、働きやすい職場です」というような具体性に欠ける内容だった場合、それを求人に追加しても効果は薄くなってしまいます。なので「そこで働く人の声」というのを、実際に求人を見る求職者が何を知りたいかという目線で分解して推察してみると以下のようなことが考えられます。・何故入社を決めたのか、何が良いと思ったのか・入社前後でのギャップは無かったか・お客さんとの距離感や会社との関係性はどうか など回答者の深層心理を完全に把握することはできませんが、このように一段深く考えてから、求人に追加する情報を作ることで、テンプレート感が漂う、誉め言葉の羅列のような内容ではなく、具体的で求職者が想像をしやすい情報を作り出すことができます。このような情報を作り出し、求人に掲載することで、他社とは差別化されたメッセージを届けることが可能になります。4. まとめ今回は、実際のアンケートを元に、求人のどこが見られ、どのように改善するべきかを解説しました。簡単にまとめを記載したいと思います。1. 看護師・介護士は、求人のどこを見ているのか? →給与、仕事内容、勤務地、残業・休日数、福利厚生が主 →しかし、差別化が難しい要素ばかり…2. 差別化を図る/自社の理解を深めてもらうために求人に載せるべき情報 →そこで働く人の声、職場の雰囲気、その職場が持つ価値観など →ただ、このアンケートの回答を鵜呑みにして情報を作るべからず3. 記載する情報を考える際に意識した方が良いポイント →情報を作る際には、以下を意識すべし ・実際に求人を見る求職者が何を知りたいか ・求職者が何を不安と思い、何を伝えるとその不安を解消できるか差別化を図ること、相手の欲しい情報を考えることは医療・介護業界に限らず、どの業界でも大切なポイントになりそうです。今回の記事が、読んでいただいた皆様の会社・事業所の求人内容改善・採用活動の促進に繋がれば幸いです!また、解説が少し短めになってしまった気もするので、またどこかで続き、アップデート版を書きたいと思います。今回の記事で参照させていただいた株式会社ナイチンゲール様のアンケート結果のURLは以下になっています。URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000052120.html今回の記事では触れていない部分もあるので、一度見てみることをおすすめします!きっと採用活動の促進に役立つはずです!それではまた別の記事でお会いしましょう!さようなら!👋