こんにちは!WELLNOVA編集部です!今回は医療・介護業界向け魅力的な求人の書き方について解説していきます。求人を見て興味を持ってくれるかは採用において。とても重要です!昔はハローワークに求人を載せるだけで応募が来ていた時代もありましたが、現在は人材紹介会社や求人広告会社に依頼をしても応募が来ない時代です。。。そんな中、求人1つとっても大切なポイントがたくさんあります。看護師、介護士などの職種によって使う用語は変わりますが、ポイントは変わらないため、ぜひ参考にしていただけますと幸いです。1.求人を考える上でもっとも大切なこと求人に載せる内容を検討する際に、もっとも大切なことは、採用したいターゲットの立場に立つことです。例えば、経験豊富な人がターゲットだった場合、経験豊富な人はどんなことに興味をもって、どんなワードに惹かれるのか、そもそも経験豊富とはどのくらいのレベルなのかなど、詳細に言語化をする必要があります。採用したいターゲットの立場に立たないと、アピールするポイントが分からず、採用したい人が来ない、そもそも応募が来ないといった事態が発生します。採用ターゲットの要件を定義することで、ターゲットにあたる人材がどのような価値観や生活背景をもっていて、どういう課題を抱えているかを考える必要があります。また、周辺の市況感を鑑みる必要もあります。周辺が若い世代が多いのか、それとも子育て世代が多いのか、ベテラン世代が多いのか、ボリュームがない層をターゲットにしてもなかなか上手く進んでいきません。詳細を解説していきます。2.採用ターゲットの決め方〇採用ターゲットとは?採用のターゲットとは、事業所の状況、雰囲気、今後を考えたときに、周辺の市況感を鑑みて採用したい人物像を指します。具体的には、年齢、人柄、スキル、資格、家族構成、価値観などによって構成されます。例えば、ライフステージの変化によって退職予定が出ている場合、同じようにライフステージの変化が訪れそうな人を採用するより、安定的に長く働いてくれる人を採用すると思います。その場合、一例として40代以降、お子さんがいても大きくなっている、経験はあるが現在は非常勤、もしくはしばらく離職されていて、余裕が出てきたからしっかり働きたい人、という人物像が挙がってきます。こうしたターゲットとなり得る人を考えて、その人たちに刺さるワードを推しだすことが大切です。〇それぞれの採用ターゲットの価値観、惹かれるワードについてここでは代表的なターゲットとなり得る属性の方々がどんな価値観を持っていて、どこに惹かれるかを解説していきます。・若い世代でキャリアアップや給与アップを考えている場合キャリアアップや給与アップを重視している方には、どういう研修制度やキャリアステップがあるか、経験年数に応じたモデル給与を記載する必要があります。キャリアアップを考えた場合、資格取得支援の制度や外部研修の費用負担に興味を示す可能性が高いと考えられます。例えば、看護師の場合、認定看護師の支援があったり実際に認定看護師などが在籍している場合は、その方のインタビューなどを載せても良いでしょう。給与アップを考えている場合は、どれくらいの経験でどこまで給与が伸びるか、詳細を記載しておくとイメージがつきやすく、興味を惹くことができます。特に手当面や昇給幅、モデル給与は刺さりやすいポイントです。・ブランク明けや家庭両立を考えている子育て世代子育て世代は出産、子育てなどライフステージの変化により、一度離職しているケースや働き方を変えるケースが多いです。ブランク明けの方を考えた場合、ブランク明けのサポート体制や実際に復職された方の声を掲載すると安心感を与えられます。また、家庭との両立を優先されている方は、就業時間と勤務日数・曜日にとても敏感です。お子様が小さい場合には土日は保育園が休みなことが多く、お迎えを求職者自身が行っている場合には終業後お迎えに行く必要があるため、残業時間の明記や、子育て中の方がいれば、勤務スケジュールなどを掲載することも重要になってきます。子育て世代の従業員がどれくらいいるのかを数字で表すのもおすすめです。パートの募集であれば、どこまで時短がOKなのか、曜日の固定ができるのかなども併せての掲載もおすすめします。可能な限り両立が図れるようにアピールすることが重要となります。・退職金や定年後を考えているベテラン世代ベテラン世代は退職金や定年後も長く働けるかを大切にしています。退職金については福利厚生なので、実際に退職金制度があれば勤続何年で支給があるか記載をしておくことが大切です。また、定年後の働き方も掲載しましょう。具体的には、定年後も働いているイメージが湧くように、何歳まで継続雇用があるか、労働条件は変わるのか、実際に続けている人はいるのかなどです。身体への負担がかかる業務に関しても敏感なので、可能な限り安心感を与えて、長く終業できるイメージがつくように求人を書いてみましょう。【ここが最後の職場になりそう】と思っていただけるようなメッセージが大切です。3.他に求人に載せるべき内容とは?求人は求職者が興味を持つ上でとても大切な役割をもっています。求人内容が雑だったり、内容が網羅されていないと興味をもってもらえず、他の魅力的な求人を掲載している法人に流れてしまいます。前述のターゲット別の訴求ポイント以外にも、下記のポイントについてはしっかり詳細を記載しましょう。〇働き方について常勤、日勤常勤、非常勤の勤務時間、早出遅出があればそれも重要です。残業についても推せるポイントがあればしっかり書きましょう。〇福利厚生について住宅手当や扶養手当、そのほか福利厚生は興味を惹くポイントになります。〇事業所の雰囲気について若い世代が中心なのか、ベテランが活躍しているのか、子育て世代が上手く働いているのか、事業所の雰囲気は中々求人を見ただけでは伝わらないケースが多いです。そのため、もし特長があればターゲットに合わせてアピールしましょう。〇事業所の大切にしている価値観、理念について理念やビジョン、大切にしている価値観に共感して入職を決めてくれる方も少なからずいらっしゃいます。仰々しいものでなくても、しっかりと大切にしている価値観を発信し、共感して入職してくれる方がいれば、その方は長い目で見ても活躍し、軸となってくれるメンバーになる可能性が高いです。4.まとめ今回は魅力的な求人の書き方について、解説していきました。中々求人の中身まで手が回らない、そもそも考える時間も取れないという事業所もいらっしゃるかと思います。しかし、採用は企業が存続する上でとても重要です。競争が激化する環境下でそれぞれの企業の採用力強化が必須となっています。